肩関節の動きの改善(可動域の改善)
以前に岡山のBーboy(ブレイクダンスをやっているダンサー)から体の事で相談を受けました。
物事には必ず原因がある。原因を改善する、根治療法をすれば確実に変わる。という、良い例でした。
今回は肩の動き・痛みに関してのことですが、これは五十肩の改善にも、肩こりにも、腰痛にも全てにつながる事です。
問診
「腕が上がらないんです。」
大会で会った時に不意に相談を持ちかけられた。
怪我したんかな?最初はそう思った。でも、話を聞いているうちに何かが違うなと違和感を感じました。
怪我ではなく昔から。ダンスの練習で倒立が全然出来なくて、なぜ出来ないか考えたら根本的に腕が上がらなかった。
気付いたら腕が上がらない(肩の可動域が狭すぎて上に、挙がらない)という事でした。
※痛みではなく、それ以上は無理と勝手に止まる感覚。それ以上無理やり行こうとすれば痛みが出る。
ストレッチの方法を調べて2〜3ヶ月継続。効果ないので、また調べて2〜3ヶ月…そうやって、数々の効果のあるというストレッチを時間をかけて繰り返し続けた。
しかし良いと言われるものを、一生懸命に頑張っても、何一つ成果は何も出ずに、日常生活では支障は特に無いし半分諦めている。
でも、ダンスを続けていく上でコレさえ治ればもっと上手くなれるのに…っと、思っていました。
赤松さんなら体のプロだし、何か変われるのでは無いかと勇気を出して聞いてみた。とのことでした。
これは絶対になんとかしなければならない。使命にも似た何かを感じました。
検査
動作の中で何がダメなのかしっかりと検査し、動きを観察しました。
肩が上がらない。同じ症状であっても「人の数だけ理由が違う」「人の数だけ原因が違う」からです。
普段からPC作業ばかりをする人、大工で金づちを使い続ける人、子供を抱っこし続けている人に同じ考え方で、同じ治療をして、同じストレッチを指導しても変わりません。
残念ながら万能な治療、万能なストレッチ、万能なツボなど、そんな都合のいいものも存在しません。
ラーメンが食べたすぎて今にも死にそうな人に、これを食べてない人は人生の半分を無駄にするレベルの最高級のカレーだから食べて!!100人いたら100人美味いって喜んでくれてるから!!…いるかこんなもん!!
っとなるのと一緒です。笑
そうやって肩のことだけど肩を診ずに、足元から順番に膝や腰や胸…体の使い方のクセや、動きの検査をしていきました。
結果
そうやって原因の場所を1つ見つけて、その部分に少し手を加えると、あらーっと本人もびっくりするくらい手が上がるようになりました。
今でもあの喜びと驚きが混ざった顔が忘れられません。
そしてその部位をピンポイントで伸ばすストレッチを伝授しました。
そして、何をどれだけしても変わらなかった肩が、ノータッチで2〜3日ストレッチを続けただけでこの結果です。
最後に
あれから1ヶ月たち肩の状態も順調に変化しているはずなので、そろそろ次の壁にぶつかるはずです。
僕のカンでは原因は一つでは無いでしょうから、1番酷い所が改善されれば、2番目が顕著に浮かび上がるはずです。
距離が離れているので、直接治療ができるわけでは無いです。
なんですがっっ!!
最近の科学は発展しているので、テレビ電話や動画などで動き・動かし方さえ把握できれば、揉まなくても治せるので、それで万事解決ですね。笑
文明の利器に感謝。
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「踊る柔整師 あかまっちょ」「あかまつ整体院 院長 赤松」