症例報告<頸椎症>

あかまつ整体院の院長あかまつこと、踊る柔整師あかまっちょです。

今日は頸椎症について!!

頸椎症とは、頸椎(けいつい)という首の骨に必要以上の負担が加わり続けることでなります。
では、なぜ必要以上の負担が加わり続けるのか。そこが理解できれば、簡単に解決出来る糸口が見つかります。

 

頸椎症とは?

椎間板の変性が進み、骨がとげ状に大きくなって骨棘(こつきょく)を形成することや、靭帯(じんたい)が厚く硬くなることで、脊柱管にある脊髄が圧迫され、四肢(両方の手足)に痛みやしびれ、運動障害を生じる疾患です。

 

頸椎症になぜなるのか?

一つは巻き肩の状態が長く続き、その状態で拘縮(こうしゅく)といって筋肉や関節が固まることです。

そして脳がそれを正常だと誤認識することです。
巻き肩とは猫背とは違い、内側に巻き込み、前方に突出した状態です。
この状態が、片側または両側に強く起きている場合が多いです。

 

巻き肩が強く起こると、肩甲骨はこういったように、外に強く引っ張られた状態になり、腕の重みに耐えられず下に落ちて行きます。

 

上記のように巻き方になり肩甲骨の位置がズレる。そうすると起こるのが、胸郭といって肋骨や胸椎(きょうつい)という背骨が丸まり、動きが悪くなり、縮こまった状態で固まります。
(深呼吸で息を吐いた後のような胸の状態)

 

胸椎という胸の背骨が強く曲がると、頸椎という首の背骨も強く曲がります。
その状態で人間は正面を向こうとしたり、頭を上に向けたり、首を捻ろうとするので、首の骨に必要以上にストレスが加わり、神経や筋肉に異常を起こす。

といった状態です。

 

健常な人でも擬似的に同じ状態を作れます。
立った状態で手を内側に限界まで巻き込みます。そうすると自然に肩が下がってしまいます。さらに胸が押しつぶされて、首が前に突き出してしまいます。

その状態で深く息を吸い込もうとしてください。背中がつっ張ります。
上を向こうとしてください。首に痛み・動きにくさが出ます。

健常な人でも、その格好をすると異常が出る。そのくらい悪い姿勢が普通になっている。又は、そのくらい悪い姿勢が真っすぐだと脳が勘違いしているのが原因なのです。

 

頸椎症の治療法は?

1.全てを逆に意識するだけ。
2.全てが逆になるように使い方の意識をするだけ。
3.全てが逆になるようにトレーニングするだけ。
それだけです。

自分が正しく意識して、正しく頑張れば治ります。それを継続する。それだけです。

 

最後に。

簡単なことですが、一番大変なこと。

人によって「どこがどの程度」異常なのか。だから、「どこをどうすればいいのか」。それを正しく施術者だけが把握するのでなく、「患者さん自身が把握する」のかがキーポイントになってきます。

もう一つのキーポイントは、「自分で治す」。どんだけ治療で抜群の結果を出しても、その人のクセ・体の使い方まで治るわけがありません。
筋トレ一つでも効果がすぐ出るわけもなく、継続することが必要です。それはクセ・使い方を直すのも同じ。人に任せても治るわけがありません。「自分で治す為に、自分を直す」努力が必要です。

 

今だから言えますが、岡山で全国チェーンの骨盤矯正専門院に勤めていましたが、完璧に骨盤をなおしても、駐車場に戻る頃には元どおりでした。笑
その時に、どんな完璧な治療をしても無駄。その人を変えることが治療だと悟りました。

 

頸椎症で仕事もままならず手術を検討していた患者さんが、死ぬ気で指導したことを1日中。朝から晩まで頑張りました。
手術もせず痛みが無く、何不自由がない未来を想像し、自分なりに頑張ったでは無く、全力で頑張った。
そうすると、3日後には痛みは半分になり痺れは無くなる。2週間後には痛みは半分以下。一ヶ月後には首のコリすら感じなくなりました。

自分の体をどうするのかは、あなた自身です。
指導をどこまでどうするかは、あなた自身です。

 

あかまつ整体院
080ー6313−9641

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)