五十肩の治療について
TV・雑誌などの偏った知識を鵜呑みにせずに、様々な情報に惑わされないように、正しい知識をつける事で自分を守りましょう。
正しい知識を身につけることで、五十肩は早く治ります。
ここから始めて治療が始まります。
五十肩とは?
五十肩は「通り名」であり、正式には「肩関節周囲炎」と言います。その名の通り「五十肩・肩関節周囲炎」は総称でしかありません。
つまり「炎症の場所が特定出来ていない」状態です。
筋・腱部でいうと
・棘上筋
・棘下筋
・小円筋
・肩甲下筋
・上腕二頭筋
(これらの筋・腱部の炎症・断裂)
etc…
他には滑液包と言って関節または、筋・腱がスムーズに動き磨耗を減らす為に、摩擦を減らしている袋が炎症を起こしている場合もあります。
例をあげるだけでコレだけある中の、その中のどれかでしょうね。そう言われているだけです。
五十肩の症状
五十肩と言っても症状が様々ですが、教科書上では大きく分けて3つの時期に分けられます。
◆炎症期
肩の痛みがゆっくりと強くなります。痛みが強くなるとともに動く範囲も狭くなってきます。何もしなくても疼くような痛みもあり、痛みで寝れない事も多いです。
◆凍結期
肩が上がらなくなります。関節の動きが固まり、関節包の癒着(くっつく)などによる運動制限が出てくる。それにより急な動作で激痛が生じる。安静時は無痛、動作時に疼痛が出る。服を着るのも辛くなります。
◆解凍期
徐々に痛みが減っていき、肩関節の可動する域が少しずつ大きくなります。最初に前に腕が上がってくる事が多いです。
*多くの人は1年〜2年この状態が続きます。
(治療を受けていない人は除く)
五十肩の治療方法
まず必要なこと。それは正しい体の動きを思い出すことです。
炎症期の時点で、「痛みから体を守るために体が勝手に防御反応」を表しこのような状態に近くなります。
このような状態が長く続くことで、本能的に体を守っているようで悪化します。
・正しい動きが出来ない事で痛めた部位に負担が強くなる
・かばって動かすことで他の部位も痛める
・筋・腱などの柔らかい組織が固まる
・関節が固まる
・凍結期の症状が酷くなる
正しい動かし方を思い出し、本能に抗い意識して動かす。正しく動かすことで負担を減らす。
それにより運動を行いつつも、安静をはかれる状態を作ることです。
動かさないと、動かせなくなります。完全に安静にするのでは無く、動きながら安静を図ることが大切です。この時期には痛み止めの服用もやむお得ないでしょう。
最後に
お医者さん否定ではありませんが、大概の病院ではこう言われます。
つまり「詳しくは分からない」けど、レントゲン上で骨に異常がなく肩が痛く腕が上がらないから「おそらく」五十肩なので、「とりあえず」薬と湿布を出しておきます。
これで治ったら幸運に感謝するか、自分の自然治癒力を褒めてあげてください。
定説や、一般的な意見、稚拙な考えに惑わされないことが大切です。
治っていない人や、治せない人の意見に惑わされないでください。
定説では治癒まで1〜2年かかる症状。
しかし考えに賛同し、指導通りに一生懸命に頑張って頂いた患者様は2〜3ヶ月で8・9割の症状が改善しています。
後遺症がひどく残っている人でも、早期に診ることが出来れば正常な動きに戻ることが出来ます。
これが現状です。
本当に五十肩は辛いです。
私自身、ブレイクダンスで痛めて辛い思いを幾度かしました。
だからこそ、その痛みを理解し、全力で寄り添います。一緒に楽しく笑える日を目指して頑張りましょう。
「先生>患者」ではなく、「先生+患者」が治療の近道です。
あかまつ整体院
080−6313−9641